
VPNは聞いたことがあるけど、どんな仕組みなの?

VPNはどれを選べばいいんだろう?
無料Wi-Fiのセキュリティ対策、海外旅行をする予定等でVPNについて調べていますか?
本記事ではVPNについてやおススメのVPNをご紹介したいと思います。
✓本記事の内容
・VPNとは? メリット・デメリット
・おすすめのVPN
・利用時の注意点
結論
先に結論からお伝えすると、
VPNとは仮想的な専用回線を構築することで、”仮想の自分専用の通信”ができる技術です。
安全性が高い一方でデメリットもありますので、理解して使用しましょう。
■メリット
・セキュリティ向上がする
・アクセス制限の回避できる
■デメリット
・通信速度の低下しやすい
・適切なVPN業者を選ばないとデータ漏洩のリスクがある
■おすすめVPNプロバイダー
VPN | 特徴 |
NordVPN | VPNサービスの大手。セキュリティ機能が充実している。 |
ExpressVPN | VPNサービスの大手。サーバー設置の広さに強み。 |
セカイVPN | 日本企業のため、日本語対応が充実している。 |
筑波大学 VPN | 使用料無料だが、通信制限あり。 |
VPNの概要と役割
VPN(Virtual Private Network)とは
「仮想的な専用回線」を構築する技術で、ユーザーのデバイスとインターネットの間に暗号化されたトンネルを作ります。
このトンネルにより、通信内容が外部から見えないよう保護され、プライバシーが確保されます。具体的には以下のような機能があります。
- 通信の暗号化:インターネット上の通信を暗号化してくれるので、第三者(ハッカーやISPなど)にデータを盗み見られるリスクが減ります。
- IPアドレスの隠蔽:本来のIPアドレス(インターネット上のあなたの住所のようなもの)を隠して、VPNサーバーのIPアドレスに置き換えることができます。これにより匿名性が向上します。
- 地理的制限の回避:NetflixやYouTubeなどの一部コンテンツは、地域によって制限されていることがあります。VPNを使えば、他の国のサーバー経由でアクセスできるため、これらの制限を回避できます。

以上より、公共Wi-Fiの安全性向上として、安全に利用できる点や海外旅行として、地域の通信制限を回避して使用できる点から活用されています。
VPNのメリット・デメリット
メリット
1. セキュリティ向上がする
VPNを利用する最大のメリットはセキュリティが向上する点です。通信内容を暗号化するため、第三者が通信を盗聴したり改ざんしたりするリスクを低減します。
例えば、カフェなどにあるフリーWi-Fiや海外旅行先でインターネットを使うときなど、特にオンラインバンキングやショッピング時の個人情報の保護をしたいときに役立ちます。
2. アクセス制限の回避することができる。
地域によるインターネットの制限を回避する手段としてVPNが利用されることがあります。
例えば、海外から日本国内限定のサービス(PayPayやNHKオンデマンドなど)を利用する際、VPNを使えば日本のIPアドレスを取得してアクセス可能です。
3. 各国のコンテンツ視聴が可能
こちらはおまけですが、動画などを見ることができるストリーミングサービスでは地域ごとに異なるコンテンツを提供していることがあります。
そのような場合にVPNを使うことで、他国の限定コンテンツを視聴でき、より多くのエンターテイメントを楽しめます。
ただし、利用規約によりNGの場合もありますので、注意してください。
デメリット
便利なVPNですが、利用にはいくつかの注意点もあります。
1. 通信速度の低下
VPNを使用することで、データが暗号化されるほか、遠くのサーバーを経由し、通信速度が低下することがあります。
各社のVPNの性能やサーバーの利用状況に依存するため、適切なプロバイダーを選ぶことにより避けることができます。
2. 悪意のあるVPN業者を選ぶとデータ漏洩のリスクがある
VPNサービスを選ぶ場合の最大の注意点にもなります。
提供する会社が通信データを管理しているため、そもそもプロバイダーが悪意を持ってデータを収集・悪用する場合は防ぎようがありません。
そのため、「ノーログポリシー」を掲げ、データを保存しないと明示している信頼性の高いプロバイダーを選ぶことが大切です。
特に無料のVPNには注意が必要です。無料サービスは収益を広告やデータの収集に依存していることが多く、セキュリティの観点からリスクが高い場合がありますので、慎重に選びましょう。
ノーログポリシーとは?
VPNプロバイダが、IPアドレス、閲覧履歴、DNSクエリなど、オンラインアクティビティに関するデータを保存しないことを意味。
おすすめVPN
VPNを選ぶ際は、安全性、速度、サポートの質などが重要なポイントです。
以下に、おススメのプロバイダーを紹介します。
1. NordVPN
- 世界中にサーバーを展開し、安定した通信速度を提供。
- 「ノーログポリシー」を徹底しており、プライバシー保護に優れる。
- 安価なプランがあり、コストパフォーマンスが高い。
オフィシャルサイト【NordVPN】

2. ExpressVPN
- サーバー速度に定評があり、特にストリーミング用途に適しています。
- 高度な暗号化技術を採用し、セキュリティが非常に強固。
- 使いやすいインターフェースで初心者にもおすすめ。

3. セカイVPN
- 日本企業が提供するVPNで、日本語でのサポートが充実。
- 初心者や日本国内での利用を考える場合に適しています。
- 性能や費用面でやや劣るため、用途に応じた選択が必要。

4. 筑波大学VPN
- 筑波大学が運営する無料VPNで、一定の条件下で利用可能。
- 無料であるため手軽ですが、利用範囲や速度の制限がある点に注意。
筑波大学 VPN

比較表
NordVPN | ExpressVPN | セカイVPN | 筑波大学 VPN | |
料金 | 570円/月~ | $4.99/月~ | 1100円/月~ | 無料 |
提供国 | アメリカ | イギリス領 ヴァージン諸島 | 日本 | 日本 |
ポイント | ・サーバー数が多い ・コスパが良い | ・サーバー速度に定評 ・米ドル表示 | ・日本企業 ・価格が高い ・最大2か月無料 | ・筑波大学が運営 ・無料 ・速度制限がある |
VPN利用時の注意点
VPNはインターネットの安全性を向上させる有用なツールですが、すべてのリスクを完全に防げるわけではありません。以下の点に留意してください。
- 危険なサイトを避ける:VPNを使っていても、悪意のあるサイトやフィッシング詐欺に注意が必要です。
- 信頼できるプロバイダーを選ぶ:無料VPNを避け、有料で信頼性の高いサービスを選ぶのが無難です。
- 最新情報を確認する:VPNは技術の進化が早いため、定期的にプロバイダーのアップデートやレビューを確認しましょう。
まとめ
VPNは、特にリモートワークや公共Wi-Fi利用、海外旅行などの機会が多い方にとって必須のツールといえます。通信内容の暗号化やIPアドレスの匿名化を通じて、プライバシーを守りつつインターネットを安全に利用できます。
ただし、VPNを選ぶ際には信頼性の高いプロバイダーを選び、無料サービスや悪質なプロバイダーには注意を払うことが重要です。
インターネットの安全性を確保するために、自身のニーズに合ったVPNを導入し、快適で安全なネット生活を送りましょう。
コメント