子どもの何気ない日常を撮った1枚。
その写真をインスタやX(旧Twitter)に投稿したことで、自宅の場所や通っている学校が特定されてしまう・・・そんなトラブルが実際に起きています。
原因のひとつが「位置情報(ジオタグ)」です。
スマホで撮った写真には、知らないうちに「撮影場所の情報」が記録されていることがあります。
この記事では
- なぜSNSの写真で自宅がバレるのか
- インスタやTwitterに投稿するときの注意点
- iPhone・Androidそれぞれの位置情報の消し方
を、スマホ初心者の方にもわかりやすく解説します。
大切なお子さんやご家族を守るために、今すぐできる対策を一緒に見直していきましょう。
なぜSNSの写真から「自宅」がバレるの?
写真にひそむ“位置情報”って?
スマホで写真を撮ると、実はその画像の中に「どこで撮ったか」という位置情報(ジオタグ)が記録されることがあります。
一見すると普通の写真でも、この位置情報を使えば「どこで撮ったのか」を特定することができます。つまり、投稿された写真から自宅や通学路、よく行く公園などがバレてしまう可能性があるということです。
インスタやTwitterで起きた実際のトラブル事例
- インスタに子どもの誕生日パーティーの写真を投稿 → 背景から自宅が特定された
- X(旧Twitter)に日常の写真を投稿 → 公園や建物の特徴から住所がわかった
- 写真の位置情報から「毎朝同じルートで通学していること」が第三者にバレた
SNSに写真を投稿すること自体は悪いことではありません。
でも、見ず知らずの人に「生活の場所」が知られてしまうのは、とても怖いことですよね。
インスタやTwitterに写真を投稿する前に!確認すべきポイント
インスタ投稿の位置情報に注意
インスタでは、投稿時に「場所を追加」という機能があります。
ここで位置情報をうっかりつけてしまうと、自宅や学校名などが表示されることがあります。
また、スマホのカメラアプリ側で位置情報がオンになっていると、投稿した写真に情報が残ってしまうことも。
X(旧Twitter)でも油断できない理由
Xでは、以前はツイートに位置情報を自動で添付できました。現在は初期設定で無効ですが、古い写真や過去の投稿に情報が残っているケースもあります。
また、位置情報がなくても、写真に写りこんだ看板や建物、ランドマークなどから特定されてしまうことも。
「ジオタグ」ってなに?知らずにONになっているかも
「ジオタグ」とは、写真に自動で記録される位置情報のことです。
スマホのカメラアプリや写真アプリがこのジオタグを付ける設定になっていると、自分が意図しなくても位置情報が保存されてしまいます。
この設定は、スマホの「カメラ」や「位置情報サービス」からオフにすることで簡単に防ぐことができます。

スマホの設定で位置情報をオフにする方法
iPhoneの設定手順
- Step1「設定」アプリ を開く
- Step2「プライバシーとセキュリティ」 をタップ
- Step3「位置情報サービス」 を選択
- Step4「カメラ」 をタップ
- Step5「許可しない」 を選択
💡「写真」アプリ内で、個別の写真から位置情報を削除することもできます。
Androidの設定手順(Google Pixelを例に)
- Step1カメラアプリ を開く
- Step2画面右上の「設定(”・・・”や”⚙マーク”)」 をタップ
- Step3「設定」 を選択
- Step4「位置情報のタグを追加する」 のスイッチをオフにする
また、写真アプリ(Google フォトなど)から位置情報を確認・削除することもできます。
※機種、アプリやメーカー、(Galaxy、Xperiaなど)によって表記が異なる場合があるので注意してください。
子どもの写真を守るために、今すぐできる対策まとめ
- 投稿前のチェックリスト
→ 写真に位置情報がついていないか、背景に自宅や学校が写っていないか確認しましょう。 - 「あえて写さない」工夫も大切
→ 自宅前・制服・学校名の入った写真など、生活圏がわかるものは撮らない・投稿しない判断も大事です。 - 家族間でも情報共有をしよう
→ パパや祖父母が何気なく写真を投稿してしまうこともあります。家族みんなで危機意識を持ちましょう。
まとめ
SNSに写真を投稿するのは、家族や友達との楽しい思い出をシェアする素敵な方法です。
ですが、位置情報や背景の写りこみによって、思わぬリスクが潜んでいることを知っておくことが大切です。
設定を見直すだけで、守れるプライバシーがあります。
この記事をきっかけに、ぜひ今日から対策を始めてみてくださいね。
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